これから趣味として釣りをはじめようとしている方、
ルアー釣りをしていたけど、エサ釣りにも興味をもっている方などに向けて、
ぼくはウキフカセ釣りをおすすめします!というか激推しします!
フカセ釣りにもいろいろな仕掛けの種類があります。
仕掛け:魚を釣るために使用する釣り針、ハリス、オモリ、ウキなどの組み合わせ方のことです。
- 固定仕掛け
- 半遊動仕掛け
- 全遊動仕掛け
統計をとったわけではないですが、クロダイ釣りでもっとも一般的な仕掛けは「半遊動仕掛け」です。
おそらく大抵のメディアでも、クロダイ釣りでは半遊動仕掛けをメインに解説がされているかと思います。
ですが半遊動仕掛けには、初心者には少々厳しいデメリットがあります。
ぼく自身、半遊動仕掛けで釣りをしている頃のクロダイ釣果は散々なものでした。
そんなときに出会った仕掛けが、全遊動仕掛けから派生した仕掛けで、
その名も「全遊動沈め釣り」です。
そしてぼくはこの『全遊動沈め釣り』を激推しします!
このブログでは、
「初心者が全遊動沈め釣りで最初のクロダイ(チヌ)を釣る!」
というゴールに向けて、初心者にわかりやすく、優しく丁寧に解説していきます!
- 初心者にフカセ釣りをおすすめする理由
- 初心者に全遊動沈め釣りをおすすめする理由
- フカセ釣りとルアー釣りの装備の違い
初心者にフカセ釣りをおすすめする理由
フカセ釣りとはエサ釣りの一種です。
釣りの世界は次のように大きくふたつにわけることができます。
- エサ釣り
- ルアー釣り
このエサ釣りのなかに「フカセ釣り」というジャンルがあり、
フカセ釣りのなかに「全遊動沈め釣り」という仕掛けの種類が存在するイメージです。
少しでも釣りの知識をお持ちの方は、フカセ釣りに対して少し敷居の高いイメージをお持ちでなないでしょうか?
おそらくその理由としては、
「揃えなければいけない道具がたくさんある」
「潮を読むとか、エサを同調とか、何言ってるかよくワカラナイ」
たしかにフカセ釣りでは、はじめに揃えておかなければいけない道具がたくさんあります。
釣りをする上である程度のテクニックも要求されます。
なので比較的装備や、釣り方のシンプルなルアー釣りのほうが初心者はとっつきやすいでしょう。
道具をたくさん揃えるということはその分初期費用もかかるということですしね。
釣り道具の価格はピンキリなので、具体的にいくらかかるとはいえないのですが、
フカセ釣りの初期費用としては、約10万円〜15万円程度の出費はみてください。
ではなぜ初心者にフカセ釣りをおすすめするのか?
理由は以下のとおりです。
- 行けばなにかしら釣れる(ボウズになる確率が低い)。
- カッコイイ
- 自分なりのアレンジを楽しめる
行けばなにか釣れる(ボウズになる確率が低い)
初心者にフカセ釣りをおすすめする唯一にして最大の理由がこれです!
だって魚が釣りたくて釣りをするんですよね?笑
たとえ本命のクロダイが釣れなくても、アジ、メジナ、サンバソウ(石鯛の幼魚)、フグなど、行けばなにかしら釣れます。いろんな魚を釣ることができるのもフカセ釣りの楽しみです。
初心者には、まずなにより魚を釣ったときの喜びや興奮を味わってほしい!
青物(背中が青っぽい魚のこと。ブリ、カンパチなど)狙いのルアー釣りだと、丸一日頑張ってボウズ(魚が一匹も釣れない)なんて日もザラにあります。
期待値爆上げではじめて行く釣りでボウズをくらうと、釣り熱が冷めちゃうんですよね。
ちなみにフカセ釣りをしていても、たまに青物が掛かることがあります(エサ釣り万能説)。
大体の場合、一瞬でラインを切られておしまいですがね。笑
カッコイイ
これは完全にぼくの感想ですが、フカセ釣りをしている人の姿って、独特の玄人感があってなんかカッコイイんです!
たぶん若い世代を中心にルアー釣りが人気なこともあって、フカセ釣り師が少数派っていうのも独特の雰囲気を漂わせてる一因なんじゃないかと思います。
自分なりのアレンジを楽しめる
冒頭でもお伝えしましたが、フカセ釣りは揃える道具が多いです。
これをデメリットと捉えることもできますが、逆にいえば、それぞれの道具を自分好みに揃えていく楽しみも多いということ。
お気に入りの竿を見つけるのも良し、お気に入りの釣り針を見つけるのも良し、ファッションにこだわるも良し。
好きな道具で釣りをするのって気分がアガります!
そして、フカセ釣りには色々なテクニックがあります。
なかなか釣れない時に、ちょっとした工夫ひとつで釣れるようになるときが結構あります。
そのちょっとした工夫を、自分流に試行錯誤して結果として釣れたときの喜びはひとしおです。
「釣れた」というより「釣った」という感動があったりします。
初心者に全遊動沈め釣りをおすすめする理由
はじめに図をご覧ください。以降の解説がわかりやすいです。
上の図が半遊動仕掛けの図、
下の図が全遊動沈め釣り仕掛けの図です。
こちらが一般的な半遊動仕掛けの図です。
赤く表示されている
- ウキ止め糸
- シモリ玉
- サルカン
この3点が全遊動沈め釣りの仕掛けでは不要になります!
画像作成サイト
Created with 魚速タックルDB https://tackledb.uosoku.com/
これが全遊動沈め釣りの仕掛け図です!
図を見比べてわかるとおり、ウキ止め糸、シモリ玉、サルカンがありません。
サルカンを使用しないかわりに、道糸とハリスは直結で結びます。
画像作成サイト
Created with 魚速タックルDB https://tackledb.uosoku.com/
全遊動沈め釣りをおすすめする理由をお伝えするために、
先にクロダイ釣りで一般的な半遊動仕掛けのデメリットをお話しておきます。
- 仕掛けの部品点数が多く、作り方が複雑⇨仕掛け作りがめんどくさい。
- 潮の流れや風の影響を受けやすい⇨ライン操作、マキエとの同調が難しい。
- タナ取りが必要⇨ウキ止め糸の調整が常時欠かせない。
これらのデメリットを限りなく排除できる仕掛けが「全遊動沈め釣り」です。
はじめて全遊動沈め釣りを経験したときは、楽すぎてビビりました。
仕掛け作りは簡単だし、仕掛けを投入したあとはほぼ放置でいいんですから。
正直最初のいっぴきを釣るまでのあいだは、
こんな仕掛けで本当に釣れるんだろうか?
と、半信半疑でしたが、釣れたときは「もう自分は一生これでいこう!」と思って今に至ります。
ここでぼくが全遊動沈め釣りをおすすめする理由を挙げます。
- 仕掛けの部品点数が少ない!⇨ウキ止め糸、シモリ玉、サルカンが不要になります。
- マキエとの同調に気を遣わなくて良い!
- 仕掛け投入後は基本、アタリが出るまで放置で良い!
- アワせるタイミングが掴みやすい!
ぼくの知る限り、フカセ釣りをここまでイージーモードにしてくれる仕掛けってほかに無いです。
それでいてしっかり釣果が出るんですから。
初心者におすすめする理由がわかっていただけるかと思います。
仕掛けの部品点数が少ない!ウキ止め糸、シモリ玉、サルカンが不要になります。
初心者がもっとも苦戦すると言っても過言ではないのが仕掛け作りです。
半遊動仕掛けでは、狙ったタナ(水深)にエサを留めておくことができます。
その反面、狙ったタナ以上に仕掛けが潜らないように、ウキ止め糸・シモリ玉、という部品を仕掛けに付ける必要があります。
全遊動沈め釣りでは、タナを決めることができない代わりに、これらの部品が不要となります。
サルカンも不要です。全遊動沈め釣りでは、なるべく仕掛けに余分な重量物を付けたくないので、道糸とハリスの接続は直結で対応します。
仕掛けの点数が少ないということは、多少なりともお財布に優しいということで、貧乏アングラーのぼくとしてはありがたいポイントです。
マキエとの同調に気を遣わなくて良い!
そもそも同調とはなにか?ということについて、まずは次の図をご覧ください(ウキを浮かせる半遊動仕掛けの図だと思ってください)。
引用元:https://tsuriken.co.jp/ukitsuri/?cat=5
「理想」図のように、マキエの帯の中に、付け餌を漂わせることを同調といいます。
しかしこれをやろうとするとなかなか難しい。
「現実1」図のように、上潮(海面に近い表層の潮)が流れている時は、ウキだけ勢いよく流れていってエサが置き去りになったります。
フカセ釣りは、潮流とのたたかいでもあるのです。
しかしこの問題を全遊動沈め釣りでは克服することができます。
ウキが勝手に沈んでいくので、上潮の層をすみやかに突破して、マキエと仕掛けを一緒に漂わせることができるのです。
要は自動的に同調してくれるということです。
仕掛け投入後は基本、アタリが出るまで放置で良い!
前段の解説にも絡んでくるのですが、マキエと仕掛けが勝手に同調してくれて、潮流の影響も受けづらい全遊動沈め釣りです。
これってつまり、仕掛けを投入したあとは、放置でいいってことです。
半遊動仕掛けの場合は、仕掛け投入後にシチュエーションに応じたテクニックが必要になったりします。
潮の流れに合わせて道糸を置き直したり、マキエと仕掛けの投入ポイントをずらしてみたりとかですね。
もちろんこれらのテクニックを全遊動沈め釣りにも使うことはできますが、初心者がコツを掴むには時間がかかりますからね。
というか、そういったテクニックを使わずとも釣れる仕掛けが全遊動沈め釣りであり、ぼくが初心者におすすめする理由です!
アワせるタイミングが掴みやすい
普通、ウキが沈めば魚が掛かった合図ってことでアワセ(竿をあおって釣り針を魚に掛ける動作)を入れますよね?
でも全遊動沈め釣りは、はじめからウキが沈んでいるので、ウキでアタリをとれません。
全遊動沈め釣りではラインでアタリを見ます。
まず穂先から海面まで、ノの字に垂れ下がっている道糸を注視しておきます。
魚がエサを咥えると、ノの字に垂れ下がっていた道糸が引っ張られて一直線に張るので、そのタイミングでアワセを入れます。
ウキを浮かす釣りだと、ウキが沈んだことでアタリを見ますので、
波の合間でウキが見えなくなったり、逆光で海面がギラついてウキが見えなくなることがよくあります。
しかし全遊動沈め釣りでは、目の前のラインに明確なアタリが出るのでアワセを入れるタイミングがわかりやすのです。
まとめ
ウキフカセ釣り初心者に全遊動沈め釣りをおすすめする理由を解説してきました。
- 仕掛けの部品点数が少ない!⇨ウキ止め糸、シモリ玉、サルカンが不要になります。
- マキエとの同調に気を遣わなくて良い!
- 仕掛け投入後は基本、アタリが出るまで放置で良い!
- アワせるタイミングが掴みやすい!
初心者が最初の仕掛けとして全遊動沈め釣りを選ぶって、あまり聞きません。笑
もし釣りの師匠がいるなら、まずは半遊動仕掛けを教わるでしょう。実際ぼくもそうでした。
でもお伝えしてきたよう全遊動沈め釣りはフカセ釣りをイージーにしてくれて、なおかつ釣れる初心者にとってもおすすめできる仕掛けなのです!
別記事で具体的な仕掛けなどを解説していますので、丸パクリしてもらって、ぜひあなたもフカセ釣りの世界に飛び込んでください!
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