この記事では、「全遊動沈め釣り」に必要な仕掛け(釣具)を全て解説します!
「いろいろなサイトを見てみたけど、具体的にどの商品を買えばいいんだろう?」
そう思われていた方もご安心ください。実際にどの釣具を買えばいいのかも含めてお伝えしていきます。
なるべくこの記事で紹介する釣具を丸パクリして欲しいのですが、
最低限これだけは同じものを買ってください!という全遊動沈め釣りの根幹を成す必須の釣具もありますので、
そこはぜひご協力をお願いいたします(笑)
かなり重要な記事内容となっていますので、是非最後までお読みください!
- 初心者に全遊動沈め釣りを推す理由
- 全遊動沈め釣りに必要な仕掛けと、おすすめ(必須!)商品
初心者に全遊動沈め釣りを推す理由
はじめに下の表をご覧ください。
項目 | 全遊動沈め | 全遊動 | 半誘導 |
---|---|---|---|
メリット | ・風の影響を受けにくい ・仕掛けの点数が少ない ・全層をくまなく探れる ・仕掛け投入後は何もしなくていい | ・仕掛けの点数が少ない ・全層をくまなく探れる | ・決めたタナを狙える ・速い潮に強い |
デメリット | ・釣れるタナがわからない ・速い潮に弱い | ・釣れるタナがわからない ・速い潮に弱い ・風の影響を受けやすい | ・初心者にはタナの取り方が難しい ・仕掛けの点数が多い ・ラインメンディングの必要がある |
特徴 | ・アタリはラインで見る | ・アタリはラインで見る | ・アタリはウキで見る |
各釣り方ごとにメリット・デメリットなどをまとめてみました。
他の釣り方に興味が無い方は、全遊動沈め釣りのメリットだけ見てもらえれば良いです。
僕が全遊動沈め釣りを推す理由はこれが全てです。
フカセ釣りでは最もポピュラーな半誘導仕掛けと比較しながら、それぞれ詳しく解説していきます。
風の影響を受けにくい
全遊動沈め釣りが、その他の釣り方と決定的に違うポイントは、投入直後からウキを海中に沈めてしまうところです。
これが、全遊動沈め釣りは「風の影響を受けにくい」と言われる理由です。
半誘導仕掛けのようにウキを海面に浮かせた釣り方では、強風が吹けばウキも一緒に流されてしまいますが、そうならないためにウキを沈めてしまうのです。
- 仕掛けも一緒に引っ張られてしまい、狙ったポイントで釣れなくなる
- 仕掛けが沈まなくなる
しかし、これらの問題はウキ本体を沈めてしまえば解決することができます。
「そんなことをしたら魚のアタリがわかなくなってしまうよね?」
全遊動沈め釣りでは、魚のアタリをウキでは無く、ラインを見ながら判断します。
魚のアタリがあると、竿先から海面まで垂れ下がっているラインが、魚に引っ張られることで一直線に張ります。
めっちゃ興奮する瞬間です(笑)
仕掛けの点数が少ない
このあと、仕掛けに必要な釣具を紹介していきますが、
半誘導仕掛けと比較して、
- ウキ止め
- シモリ玉
- サルカン(人による)
ざっくりこの3点を省略することができます。つまり時短にもなります。
僕の場合、フカセ釣りをはじめた当初は半誘導仕掛けで釣っていたので、必要な釣具が減るというのはとても大きなメリットに感じました。
このブログを見て、はじめから全遊動沈め釣りに挑戦する方にとっては、このメリットは感じにくいかもしれませんね。
全層をくまなく探れる
半遊動仕掛けでは、狙うタナ(棚=水深)を決めることができます。
例えば、水深何メートルくらいのところで良く釣れる、といったことがわかれば効率よくそのタナを攻めることができます。
いっぽうで全遊動沈め釣りは、狙うタナを決めることができません。
反面、ウキが徐々に沈むので全層を(海面から海底まで)くまなく探りながら釣ることができます。
これに関しては一長一短があり、どちらのほうが優れているということはありませんが、
半誘導仕掛けでは、仕掛けを何度も調整しながら釣れるタナを探っていく必要があるので、これには少しコツも要りますし、正直めんどうです。
くらべて全遊動沈め釣りでは、タナ取りの必要が無く、毎投全層を自動的に探ってくれるのでとても楽です。
一般的に「クロダイは底を釣れ」と言われるように、海底のエサを漁っているイメージのある魚ですが、浮き上がってくることだって当然あります。それなら全層を探りながら釣るほうが効率が良いのです。
仕掛け投入後は何もしなくていい
半誘導仕掛けでは仕掛けを投入したあとに、潮の流れに合わせてラインメンディング(ラインの操作)をする必要があります。
いっぽう全遊動沈め釣りでは投げたあとは基本的には放置しておけばオッケーです。
全遊動沈め釣り仕掛けに必要な釣具一式と、推奨する釣具をご紹介
僕が普段使っている仕掛けを一覧にしました。
初心者は、とりあえず丸パクリしてください。
僕が試行錯誤してたどり着いた、クセの無いとても良い仕掛けです。
「金額的なこともあるし、まったく同じものは買えないよ」
という方に向けて、最低限守ってほしいスペックを記載しました。
ウキ 釣研プログレスチヌスタンダード
仕掛けのなかで一番高額で、一番重要なパーツです。
サイズは最低限Mを、可能であればSも揃えてください。カラーは視認性が良いスカーレットを推奨します(人によるので好みでOKです)。
釣りの最中に、根掛かり(海中の障害物に引っかかる)で無くしてしまうことが多々あります。複数個持っていきましょう。
道糸 東レ銀鱗スーパーストロングアイサイト
視認性が良く、ラインでアタリを取る全遊動沈め釣りと相性が良いです。
クロダイ釣りでは1.5号を推奨します。
長さは通常150メートル巻かれていますが、ラインの節約になりますので、一度にリールに巻く量は半分の75メートルで良いです。
サスペンドタイプは海中に留まろうとする性質をもっています。この他にフローティングタイプ(海面に浮くタイプ)もありますが、風の影響を受けやすくなるのでオススメしません。
材質はナイロン一択です。ナイロンは根ズレに強く、しなやかで扱いやすいです。
ハリス 東レトヨフロンスーパーLハード
僕はこの商品を好んで使っていますが、1.5号のフロロカーボン製であれば、なんでも良いです。
ハリ がまかつファインチヌ
2号のハリなら何でも良いです。クロダイ釣りでは2号がベーシックなサイズです。
このハリを使うようになってから釣果がアップしたような気がします。ホワイト系なのが効いているんだと思います。クロダイは黄色や白色に反応するといわれているので。
ウキストッパー 釣研ふかせからまん棒・ふかせウキゴム
- ウキがハリまで落ちないようにする
- 魚のアタリを見る
初心者には見慣れないパーツかと思いますが、とっても大事なパーツです。商品を探すともっと安いものも出てきますが、からまん棒の使用感が一番好きです。
ガン玉(オモリ) ヤマワ産業 ゴム張りガン玉
サイズは5号をメインに使いますが、いろいろな潮の状況に対応するため、3号と1号もあると便利です
軽い← 5号、3号、1号、B、3B、5B →重い
ゴム張りガン玉は、ただのガン玉と比べて価格が高いことがデメリットですが、
ラインと接する面にゴムが貼ってあるので、ラインへの負担を軽減できますし、
ゴムがあることで、ガン玉の口を開きやすいです。釣りの最中に何度も付け替えるパーツですので、地味に嬉しいポイントです。(ちなみにガン玉は何度でも再利用できます)
はじめから自己流はNG!経験者の真似をすることが釣れる一番の近道
ここまで、僕が愛用している仕掛けを一通り紹介しました。
「もっと安くて使えそうな商品はないだろうか?」
僕も同じように考えて、いろいろな商品を試してきた結果、この仕掛けに落ち着きました。
ですので可能な限り同じもので揃えていただければ、失敗はありません。
あれこれ悩む時間ももったいないですからね。
毎度のことですが、初心者はまずはひととおり釣具を揃えて、さっさと釣りに出かけましょう!
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