フカセ釣りでは、撒き餌(以下、マキエ)を使って釣りをします。
マキエが無ければ釣りが成立しないくらい欠かせないものです。
集魚剤+オキアミを混ぜた、寄せエサのこと。コマセとも呼ばれる。
撒き餌の文字通り、ヒシャクを使って海に撒いて使う。
広大な海に、ただ単に付け餌を投入しただけでは、付け餌の存在にすらクロダイに気づいてもらうことができません。
そこで、マキエの出番です。
クロダイが好む成分が配合された配合エサには、強力な集魚力があります。
その集魚力によって、周辺の海域から、自分の釣りたいポイントにクロダイを集めるのです。
集魚剤について何も知らずにお店のコーナーに行くと、大量に並べられた商品の数に迷ってしまうと思います。
「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない・・・」
そんな初心者に向けて、
「初釣行にはこれを持っていけば間違いない!」
というおすすめの集魚剤を解説していきます。
集魚剤についてもっと詳しく
一般的にクロダイには以下の性質があると言われています。
- 海底付近でエサを探す
- 雑食性が強い
- 海水が濁った状況を好む
- 嗅覚が鋭い
- 黄色や白に反応しやすい
これらの性質は是非覚えておきましょう。釣果にもつながります。
クロダイ用の集魚剤は、これらの性質を利用した成分・材料を配合してあり、
特徴的なポイントは次のとおりです。
- 沈下速度がはやく、海底に溜まりやすい
- 麦、コーンなど、海には無い材料も使われている
- 拡散性が高く、煙幕のように投入したポイントを濁らせる
- 酒粕のようなニオイの強い材料が使われている
- 白く濁らせる集魚剤や、コーンなどの黄色い材料が配合されている。
これらの特徴全てをバランスよく配合してある集魚剤と、
どれかに特化型の集魚剤があります。
マキエの世界では、集魚剤を複数ブレンドして作ることが一般的です。
たとえば、
- 沈下速度が速く、海底に溜まりやすい集魚剤
- 拡散性が強く、濁りやすい集魚剤
上記の特化型2種類をブレンドすることによって、
「強い拡散性によって集めた魚を、海底に作られているポイントによって逃さない」
みたいな使い方ができるわけです。
もちろん1種類でオールマイティーに使える集魚剤もありますが、
特化型+特化型で組み合わせたほうが、海中でのマキエの様子をイメージしやすいのでおすすめです。
フカセ釣りは、どれだけ具体的にイメージできるかが釣果を左右します。
おすすめの集魚剤2選
ここでぼくのおすすめする集魚剤を紹介します。
オキアミに、この2種類の集魚剤をブレンドして使うのがぼくの基本スタイルです。
ひとつ注意して欲しいのが、すべての釣り場でこれが正解ではないとうことです。
釣り場によって潮流の速さや、水深、海況が違うのですから当然ですよね。
しかし、ここで紹介する集魚剤の組み合わせで、大抵の釣り場はカバーできると思っていますし、
ぼく自身、愛用している集魚剤です。
マルキュー チヌパワー日本海
この製品の特徴は、
・内容量が多い
・沈下速度が速い
・遠投が効く
といった感じです。
内容量が3㎏前後の商品が多いなか、お値段同等で4.5㎏あります(≧▽≦)
ぼくのような貧乏アングラーには有り難いのです。笑
商品名に「日本海」とありますが、日本海のように深場が多い釣り場に対応しているという意味なので、もちろん太平洋側でも使えます。
沈下速度が速く、コーンや麦もたくさん入っています。すばやく海底へポイントを作り、魚を留めておけるメリットがあります。
マルキュー チヌパワーV10(ブイテン)白チヌ
この製品の特徴は、
・白く濁る
・集魚力が高い
といった感じです。
クロダイの性質として、海水が濁っている状況を好むこと、白色に反応しやすいことがあります。
この集魚剤は、投入ポイントを白く濁らせますので、クロダイへ対するアピール力が高いです。
ついでに人間からしても、投入ポイントがわかりやすくなる、潮の流れが見やすくなるというメリットがあります。
半日(5時間程度)ほぼ休憩無しで、
オキアミ3㎏ + 日本海1袋 + 白チヌ 1袋
でちょうど良いくらいです。
まとめ
集魚剤について解説してきました。
大事なポイントは次のとおりです。
- まずはクロダイの性質を理解しておく。
- マキエは、オキアミをベースに、集魚剤を1種類以上ブレンドして使う。
- 半日の釣りで、オキアミ3㎏+集魚剤2袋が一般的な量。
初心者で、どう集魚剤を選んだらいいかわからないかたは、
とりあえず、ぼくのおすすめするブレンドをパクってもらえばOKです!
- オキアミ3㎏
- マルキュー チヌパワー日本海 1袋
- マルキュー チヌパワーV10(ブイテン)白チヌ 1袋
釣行回数を重ねて、自分なりのマキエブレンドを作れるようになると楽しいですね!
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